- 密かにホストに憧れる社会人男性
- ホストになろうかどうか検討中の男性
- 今後の方針に悩む現役ホスト
未収で会計済ませる女の子って、結構いるよねー。
そうだなー、月の売上の大半が”未収”になってるホストも多いぞ！！
そんな未収会計（売掛払い）ができなくなると、ホストという職業は魅力的ではなくなるのか？売上への影響を考えていきましょう。
歌舞伎町ホストクラブの3分の2が「売掛金廃止」に賛同した、というお知らせがありましたね。
会計時に未収できる額を段階的に減らしていって、翌年には完全廃止という流れのようです。
他にもいろいろ項目がありましたが、すべて“自主的”な取り決めなので、正直今後どうなっていくのかは不明。
ホスト業界全体に広まるのか、賛同店が今以上には増えないのか、賛同を撤回する店が出てくるのか…。
法律のような絶対的な力が加わらないなら、後は店のブランディングや方針によるところかと。
それはともかく。
ホスト業界に「未収の会計は不可」という選択肢が生まれた以上、このことを考えずにはいられません。
売掛金廃止は、ホストの売上にどう影響するか？
売上に「大きく響く」ということなら、現役ホストにとってはもちろん、今後ホストになろうと考えている男性にとっても“魅力が薄れる”ということにつながるでしょう。
ここで白黒ハッキリさせておかないといけませんね。
この記事では、元売れっ子ホストで現マーケターのきゅうびが『売掛金廃止による”ホストの売上”への影響』についてお伝えしていきます。
どうぞごゆっくり、ご覧ください。
ホストの売上はどのようにして生み出されるか？
ホストが自分の売上を生み出すには、もちろんホスト自身の”実力”は必要です。
しかし、一番重要なのは「お客様がお金を出してサービスを受けるかどうか」というところ。
お客様が財布からお金を出さないことには、ホストの売上は生み出されないのです。
つまり、売掛金廃止によるホストの売上への影響を考えるには、まず「売掛金廃止による“お客様”への影響」を考える必要があります。
売掛金廃止はお客様にどんな影響があるか？
詳細は、姫向けの記事「売掛金廃止で『姫』に迫る”危機”とは？」で解説しています。
要は「よく未収をする姫には多大な影響あり」ということ。
具体的には、目に見えて利用額が減ったり、継続的な利用ができなくなったりするお客様も現れるでしょう。
売掛金（未収）は、いわゆる「借金」です。
その場でお金を持っていなくても、その時の会計を”後払い”にして店を出れる。
こんなに手軽で魅力的な支払方法は、他にないですよね。
それができなくなるというのは、お客様にとってはデメリットしかありません。
利用する分のお金を事前に用意しないといけない分、サービス利用のハードルは爆上がり。
さて、これだけ聞くと、明らかに「ホストの売上が減る」ことになりそうです。
すべてのホストがこういう状況になれば、業界全体の存続にも関わってくるでしょう。
「ホスト職の魅力が薄れた」と感じる男性がいても、おかしくはありません。
では、これを踏まえて「ホストへの影響」も考えてみましょう。
売掛金廃止はホストにどんな影響があるか？
「継続的な未収でサービスを利用し続けているお客様」を多く抱えているホストだと、売上は絶望的でしょう。
働く店か、やり方を変えないと、生き残れないかもしれません。
とは言え、こういったやり方でやってきたホストはすでに、ある程度稼いでいます。
しっかり貯金できていれば、売掛金廃止を“引き際”と考えて引退・退職を考えるホストも。
一方、売上に全く影響がないどころか、逆に
売上が”増える”ホスト
も現れます。
「お客様に未収をさせない」という正当派のやり方を追求し続けてきたホストの場合、ライバルが減る分、売上が増えるのです。
どうですか？
必ずしもホスト業界が絶望的“とは限らない”と思えてきましたよね。
個人的には、むしろホストとして成功したいなら「今がチャンス」だと感じます。
その理由を、お伝えしますね。
売掛金廃止が”チャンス”って本当？
売掛金廃止に対応できないホストは、店や業界に見切りをつけて姿を消します。
この時点で、店としては「人材不足」になるので、
新人ホスト歓迎
の状態に。
そして、いなくなったホストのお客様は、どうなるか？
その女性がこの機会にホスト通いをやめられない場合は、別の店へ行くか、同じ店で別の担当をつけるかでしょう。
売掛金廃止に対応するホストクラブでは、このような“宙に浮いた姫”が生まれることになります。
同店のホストにはもちろんですが、新人ホストもこの
激アツチャンスをつかめる
可能性があるんです。
また、ホスト通いを継続できなくなるお客様も少なからずいるでしょう。
そうしてふるいにかけられた結果、残るのは未収に頼らなくていい「資金力のある女性」です。
つまり、
“質”の良いお客様だけが残る
と考えられます。
新規客をつかまえる難易度は上がりますが「見つけられたら勝ち」という、わかりやすいマネーゲームに。
さらに、”未収をする必要がないお客様”が相手なので、
ホストの借金リスク消滅
「未収とばれたらどうしよう？」という不安からくるストレスは、ホストにとってかなり大きなものです。
ホスト業界の心理的安全性、ここにあり。
という風に、今この機会をチャンスと言わずして何と心得るか？ってぐらい、”狙い目”だと言えます。
あとは、誰を相手に、どのように攻めるか？という戦略をしっかり練ること。
売掛金廃止で”好影響”側になればいい？
さて、ここまで『売掛金廃止による”ホストの売上”への影響』についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか？
まとめると、以下です。
- 売掛金廃止の影響を直で受けるのは「お客様」
- 絶望的な売上に転落して退職を考えるホストがいる
- 売掛金廃止で売上が”増える”ホストもいる
売掛金廃止によって、ホストの売上への影響は必ず大なり小なりあります。
ただし、売上が激減するホストもいれば、逆に売上が増えるホストもいるでしょう。
なら、
売上が”増える”方のホストになればいいだけの話。
ホスト業界自体は、決して絶望的な状況等ではありません。
むしろ、今回の売掛金廃止等の施策が広まれば、業界の”健全化”が進行し、本来あるべき姿へと戻っていくのです。
ちなみに、この記事では「売掛金廃止になったらどうなるか？」を考察してきましたが、全ホストクラブに当てはまるわけではありません。
売掛金廃止等に賛同しない（する必要がない）店もありますし。
「未収ムリとかムリ！でもホストはやりたい！」という男性は、売掛金廃止にならないタイプの店で働けばいいのです。
え、「売上が”増える”方のホストになりたい！」って？
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