【ホスト】初回の『送り指名』とは?連絡先交換の意味とホストの心情

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こんな人にオススメ
  • 初めて行くホストクラブで「送り指名を決めてくれ」と言われた
  • 送り指名って、何?
  • 送り指名するのにはお金がかかる?
  • 次行く時に別のホストを選べる?
  • お気に入りのホストと連絡先交換したい

ホストクラブでは、初回来店のサービス終了時に「送り指名を決めてください」と言われることが多いです。
でも、ホストクラブを初めて利用する場合、何の事かわからないですよね?

送り指名とは「お気に入りのホストを一人決める事」です。

そうして決めたホストとは、連絡先を交換してもらえたり、帰りに店の前まで送ってもらえたりします。
逆にホストからすれば、新規指名数が増え、今後売上を伸ばすチャンスになるため、両者ともにメリットのある行為なのです。

ホストクラブの初回では、様々なホストが5~10分程度で交代して次々に名刺をくれます。
しかし、よっぽど印象に残らなければ、どの名刺が誰だったかも覚えていないと思います。

そんな中で、気に入ったホストの事だけは、テーブルを離れてもずっと頭の片隅に留まり続ける…
そのような運命的な出会いを果たせたのなら「仲良くなれたらいいな」と望むのは普通でしょう。

大抵、送り指名と「連絡先の交換」はセットになっています。
あなたが気に入ったホストとは、特に面倒な手続きもなくスムーズに連絡先を交換できることがほとんど。

気を遣う必要はありません。
この「連絡先の交換」は、ホストとしてもメリットのある事なのです。
聞かれたら、遠慮なく連絡先を交換してOK。

そんな送り指名。
店によって事情が違ったり、いくつかルールがあったりします。

この記事では、多くのご新規様に送り指名をもらってきた経験から『ホストクラブ初回で連絡先交換をする”送り指名”について』を解説していきます。

きつね
きつね

送り指名に選んでもらえる事は、ホストとしても嬉しい!!

みこ
みこ

帰り、エレベーター、密室…

初回来店時に必ず聞かれる『送り指名は誰にする?』

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ホストクラブの初回来店時には、ホストが5~10分程度の間隔で交代して回ってきます。
ホストがみんな回り終わった後に「誰にしますか?」等と聞かれます。
その際、回ってきたホストの中で一番良かった人、気に入った人を決める事を「送り指名」と言います。

ホストを一人送り指名をすると、以下のような嬉しいことが。

  • 帰りに見送ってくれる
  • 連絡先を交換できる

ただ、いくつかルールがあったり、店によって事情が違うこともあります。
詳しく見ていきましょう。

お気に入りのホストに見送ってもらう

一番シンプルなのは「店のドア前まで」送ってくれるパターン。

ただし、その店がビル内の一室だった場合は「エレベーターで1階まで」送ってもらえることもあります。

エレベーターという狭い空間を、お気に入りのホストと共有する…
結構、ドキドキ体験かと思います。

送り指名したホストと連絡先を交換できる

よっぽどの事が無い限り、送り指名したホストとは連絡先を交換する事になるでしょう。
今なら「LINE」を交換する事が多いと思います。

お客様からすれば、お気に入りのホストとプライベートな時間にやりとりできるというメリットがあります。
そして、ホストからしても「店に来て欲しい」と営業をかけられます。
つまり、”ウィンウィン”なのです。

送り指名には「お金」がかかる?

ご安心ください、送り指名は基本“無料”です。
遠慮なくお気に入りのホストを一人決めて、指名して下さい。

店としても、ホストとしても、お客様とホストがつながることは大きなメリット。
マーケティング的に考えても、送り指名サービス自体にお金を取ることは店の不利益になるでしょう。

心配なら「送り指名してください」と言われた際に「それはいくらかかるんですか?」と聞いてみても良いと思います。
無料なら一人選べばいいし、価格を提示されたら断ればOK。

送り指名できるのは「一人」だけ?

送り指名をできるのは、基本ホスト一人だけです。

複数のホストを気に入ったとしても、一人だけ。
逆に、気に入るホストが誰もいなくても一人だけは選ぶ事になります。

裏事情として、ホストクラブでは「新規賞」という報奨金がある場合が多いです。
新規賞とは、各ホストの送り指名数が月末に集計され、一番多かったホストに送られる賞のこと。

つまり、送り指名された数は”記録”されているのです。
記録される以上、店としては「来店されたお客様一人に対して1件の新規獲得」としたい。
その方が、わかりやすいですしね。

お客様的には、店のルールを押し付けられている感じでしょうか。
とは言え、ホストを一人送り指名することに、デメリットはありません。
なので、お気に入りがたくさんいても、逆に一人もいなくても、送り指名は一人必ず決めてあげてください。

送り指名は「永久指名」が基本

永久指名とは、送り指名したホストが担当となり、2回目以降の来店時に自動的に本指名扱いになる指名方式です。
端的に言えば「送り指名したホストは基本的に変えられない」ということ。

送り指名をしたホストは、あなたの「担当」になります。
2回目以降の来店時には、あなたは「送り指名したホストのお客様」として迎えられます。
そして、あなたの隣には基本的に担当ホストが座り、それ以外のホストは皆「ヘルプ」扱い。

店によっては、初回で送り指名を決めても2回目来店時に再び本指名を考え直せる場合もあるようです。
私がいた店は「永久指名」のタイプでした。

担当と連絡を取らず、来店もしなければリセット

私がいた店では「3ヶ月以上お客様と担当ホストとのやりとりが無く、来店も無い」という場合、そのお客様は再び初回として飲みに来れるというルールがありました。
もちろん、その際は「初回」なので、再び送り指名ホストを選べるのです。

他の店でも「3ヶ月以上」という期間は違えど、同じようなルールがあるでしょう。
でないと、一従業員のせいで大切なお客様を逃してしまうことになりますからね。

つまり、永久指名と言えど、興味のないホストを選んでしまった場合には「次のチャンスがある」と言えます。

『場内指名』というルールがある店も

本指名の担当とは別に、その日限りの指名ができる「場内指名」というルールを有料で設けているホストクラブもあるようです。
こういったやり方を取り入れているのは、基本的に「従業員の数が多い大手グループ店」のみでしょう。

そもそもの従業員数が多いと、一人のお客様が気に入るホストの数も多くなります。
そのお気に入りホストを短期間で全員体験できる、というサービスなのでしょう。

小さい店では、このルールを取り入れないといけないほど従業員数は多くありません。
もしお気に入りが複数いたとしても、一番のお気に入りを一人だけ送り指名。
他を「ヘルプ」として呼べば、そのホストが忙しくない時はきっと来てくれます。

きゅうび
きゅうび

一番気に入ったホスト、一番印象に残ったホストを送り指名に選んでね。

みこ
みこ

選んだホストくんに見送ってもらえる幸せ…

送り指名したホストと「連絡先の交換」できる?

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すでに軽く触れましたが、お気に入りのホストを送り指名すれば、連絡先を交換できます。

お客様からすれば、お気に入りのホストとLINE等でやりとりしたり、連絡を取り合って外で会えたりしたら嬉しいでしょう。
また、ホストからしても「営業をかけられる」というメリットがあります。

一般社会では、誰かに連絡先を聞くことに「空気を読んだ対応」を求められることが多くあります。
しかし、これをホストクラブに当てはめる必要はありません。
ホストがお客様と連絡先を交換するのは、ただの”仕事の一環”。
連絡先の交換についてホスト側が空気を読むことは少ないですし、あなたが気を遣う必要もないのです。

ここでは、お客様がやりがちな思い込みや勘違いを正しつつ、連絡先交換の事情についてお伝えします。

プライベートでホストとやりとり

ホストクラブは世の中にものすごい数があるので、初回で偶然飲みに行ったホストクラブで、好みの人と知り合える事は「奇跡」と言っても良いでしょう。
そんな運命を感じる人とは、店を出た後も、翌日以降のプライベートな時間も連絡し合えたら嬉しいですよね?

目的はどうあれ、送り指名をしたホストも積極的にあなたと連絡を取り合いたいと思っています。
店を出た後も、ホストからの連絡を楽しみに待ちましょう。

こちらから連絡するのもアリ

ホストの心情としては、お客様を見送った後もできるだけ速く連絡をしたいと思っていますが、すぐに別のお客様の相手をしないといけなかったり、先輩ホストのヘルプに呼ばれたりして、携帯を触れない状況になってしまう事もよくあります。

ただ連絡を待っていても寂しいだけだと思うので、あなたから送り指名ホストへLINEを送っておくのも良いでしょう。
ホストが携帯を触れる状態になったら、すぐにLINEが返ってくるか、電話をくれると思いますよ。

複数のホストと連絡先を交換する場合もある

店によっては、送り指名した一人のホストだけではなく、何人でも連絡先を交換して良いというスタンスのホストクラブもあります。
事前に説明してくれるでしょうし、その店のルールに従っていれば大丈夫です。

が、ぶっちゃけ何人もの初対面のホストと連絡先を交換しても、翌日には誰も覚えていないという事にもなりかねないので、自分の中で一人に絞れているのなら最初からその一人だけと連絡先交換すれば良いと思いますよ。

ホストとしては「飲みに来て欲しい」

お客様からすれば、送り指名ホストと連絡を取りたいのは「好意」からくるものでしょう。
ホスト側からすれば、もちろん「送り指名をいただいた」という感謝の意味もありますが、やはり一番は「集客の為」です。

これを聞くとあまりにも現実的過ぎて虚しくなるかもしれませんが、ホストは「仕事」なので、売上をあげてなんぼなのです。

仮に、その送り指名ホストが「売上なんてどうでも良い、お金も使ってもらわなくて良い」とか思っていたとしても、店からは「売上」を求められるので、どうしても営業はしておかないといけないんですね。

営業されるのがイヤで連絡先を交換したくないお客様もいる

好みのホストを送り指名したとしても、「営業される」というのがわかっているお客様であれば、その営業行為がイヤ過ぎて連絡先を交換したくないという人もいます。
「来たい時に勝手に来るから」と言われたら、ぶっちゃけホストは「あ、もう来ないな」と判断するので、途端に対応が冷たくなる事もあるでしょう。

冷たくされるのがイヤなら、とりあえずLINEだけでも交換しておくのが良いと思いますよ。

イヤになったらLINEをブロック

LINEを交換しただけなら、ブロックしてしまえばもう一切やりとりできなくなります。
ホストと連絡を取るのが本当にイヤなら、ブロック削除してしまえば良いでしょう。

ホストからすれば、ブロックされるのは悲しい事ではありますが、日常茶飯事です。

連絡先を聞かれない事もある

送り指名をしても、たまに連絡先を聞かれない事があります。
この理由としては…

  • 「リピートは無さそう」と判断された
  • 好みでなかった
  • 生理的に受け付けられなかった
  • ホストに暴言を浴びせる
  • 余裕が無くて忘れてた

等です。

リピートは無さそう

リピートとは、2回目以降の来店の事です。
上でも書きましたが、ホストは売上をあげてなんぼなのです。
そして、初回ではほぼ売上にはならず、2回目以降からが勝負です。

この事から、次回の来店が無さそうと判断されれば、連絡先を交換しても無駄と思われるんですね。

お客様からすれば、2回目以降の来店は会計が高額になるので、財布に厳しいかもしれませんが、また来たいと思っているのならその旨をしっかり伝えておけば、「リピートは無い」と判断される事は無くなるでしょう。

好みでない

お客様を選ぶホストだと、好みでないお客様から送り指名をもらっても、営業しません。
という事は、連絡先を交換するだけ無駄と判断します。
よっぽど売れているホストでない限り、お客様を選ぶというような事はありません。

ただ、売上1000万円を超えるようなホストは大勢のお客様を抱えている事が多いので、言い方は悪いですが、お客様を厳選する事もあるでしょう。
どれだけ仕事ができるホストでも、身体は一つで、脳みそも一つで、一日24時間なので、誰彼構わず対応していられないのです。

となれば、選ぶ基準は「お金を使える」のは最低条件として、さらにそこに「好みかどうか」が加わってくるでしょう。

生理的に受け付けられない

これはよっぽどですが、異臭を放っていたり、見た目が汚すぎると「生理的に無理」となるでしょう。
店としても、こういった人は他のお客様に迷惑をかける恐れもあるので、次回の来店は避けたいと思います。

あまりにも酷いと、連絡先を聞かれないどころか、入店拒否されますね。

暴言を浴びせてくる人はもう来なくて良い

たまにいるのが、どんなホスト相手にでも暴言を吐き、罵り、挙句の果てに暴力までふるってくるような人。
正直言って、このような人はお客様としては認められません。

ホストも人間です。
「自分がされてイヤな事は他人にしない」というのは、常識ですよね。

新人は余裕が無くて連絡先を聞くのを忘れる

私の場合は、入店して1ヶ月目は接客に余裕が無く、連絡先を聞くのを忘れる事は何回かありました。
ニコイチ(お客様2人組)だと、新人ホストとは別にもう一人ホストがいるはずなので、そちらが連絡先を交換し出したら「あ。」と思い出す事はあります。

きつね
きつね

好みのホストと連絡先を交換したら、たくさんやりとりして仲良くなろう!!

みこ
みこ

連絡先を交換できなかったとしても、引きずる必要は無いですよー。

初の送り指名は今後の人生を決める

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ホストクラブに初めて行く人からすれば、送り指名は「今後、その店に通うかどうか」を左右する重要な儀式だと言えます。

送り指名したホストにあまりやる気がないと「この程度か…」と幻滅してしまうでしょう。
逆に、良い選択ができれば、ホストクラブにハマって最大限楽しむ事が可能。

お客様はホストに夢をもらったり、恋愛ゲームを楽しませてもらったりと、サービスを与えてもらえるメリットがあります。
ホストからすれば、サービスを提供する代わりに売上があがり、給料が増えるわけです。

送り指名に失敗しないよう慎重に考えて、自分なりの楽しみ方を模索してみて下さい。

きつね
きつね

ホストは「仕事」と割り切ってる!!

みこ
みこ

お客様側も割り切って遊ぶ程度が、キズつかなくて良い…

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