30歳過ぎたらホスト禁止！？【30代からホストで成功】の秘術

男は「30歳から味が出てくる」と言われたりもしますが、30代はもう“イイ大人”。
世の中の多くの30代は、一つの職を突き詰めて何かしら役職に就き、部下や後輩を抱えている事でしょう。

ですが、人間生活とは、いつ何が起こるかわからないもの。
あなたの身にも、きっと「ホストを始めたい」と思うきっかけになる何かが起きたのでしょう。

一般的にホストは「クズ」と言われる仕事。
ですが、異性と楽しくお酒を飲んで高収入、という”夢のような仕事”とも言えます。

ただし、現実はそれほど甘くはありません。
30代社会人なら、それは痛いほど理解されているでしょう。
「それなりの覚悟はできている」ということで、OKでしょうか？

であれば、ご安心ください。
私の経験上、30代からでもホストを始めて成果を出せます。

30代からホストを始めるにはいくつかの障壁がありますが、できない事はありません。

ポイントは、
・30代でも入店できる店を探す
・プライドは捨てる
・30代である事を武器にする

若ければ、それだけでホストとしては強いですが、そうでないなら30代の強みを前面に出していきましょう。

— きゅうび (@host9vi) 2020年2月15日

残念ながら「秘術」なんてものは存在しません。
ですが、この記事に書いてあることをマジメにおこなっていけば、必ず目的を達成できるでしょう。

ホストのことを周囲の人達に知られれば、間違いなく”悪評”が立ちます。
「30代にもなって、何やってんの？」と思われても、仕方ありません。
それでも、ホストという仕事に魅力を感じて「どうしてもホストをやらないと気が済まない！」という事なら…
実際に30代でホストクラブに入店し、3ヶ月でナンバー入りを達成した私が、あなたの背中を押しましょう。

この記事では、私の実体験から『30代ホストの障壁と、30代からホストを始める方法』を解説していきます。

30代がホストを始める壁

20代の若者と違って、30歳を過ぎた大人がホストをするには”いくつかの壁”が立ちはだかります。
逆に言えば、以下のような壁を乗り越える事ができれば、問題なくホストを始められるという事。

詳しく見ていきましょう。

これまでの常識は通用しない？

30代であれば、すでに10年近い社会人経験があるのではないでしょうか？
だとすると「普通はこう」という常識が、あなたの中に形成されていると思います。

ですが、それはホストの世界では通用しません。
私が30代でホストを経験した際にも、最も違和感があったのはこの部分。
時には役職と衝突する事もありました。

慣れれば大丈夫

とは言え、慣れてしまえば何てことはありません。
早く慣れる為にも、週5～6出勤の「レギュラー」として、たくさん出勤するのが良いでしょう。

こちらが相手（ホストやお客様）に合わせる事ができれば、余計な摩擦が起きる事もなく円滑な人間関係を築けます。

レギュラーである必要性

近頃は、社会人の常識として「副業」が一般的になりつつありますよね。
本業とは別で、週1〜2だけでも夜にホストで副業したいと考える人も多いと思います。
また、ホストの求人情報でも「週2〜OK！」というような文言があったりもします。

ですが、ぶっちゃけ30歳を過ぎてホストを始めるなら、レギュラー勤務（週5〜6日の出勤）でないと売れません。

副業として考えている事がバレれば役職に好かれず、待遇が悪くなったり、そもそもそんな売れる可能性の低い入店希望者は入店できない可能性だってあります。
「そんなに甘い世界ではない」という事は、理解しておきましょう。

「おじさん」かどうか

人間は老いるものです。
20歳から衰えが始まると言われている人体は、30歳ともなるともう完全に「おじさん」。

しかし、一般的にはホストに「おじさん感」は厳禁です。
例外はあるものの、ほとんどのお客様はホストクラブに「ただのおじさん」を求めません。
つまり、おじさんは売れにくい＝なかなか稼げません。

「哀愁」よりも「フレッシュ」感を求められるのがホストです。

実年齢より若く見られるなら問題ナシ

たとえ実年齢が30歳を超えていても、若く見える人ならまだ可能性があります。
私の場合は、新規のお客様には必ず若く見られていたので「31歳です」と言うとよく驚かれ、そこから「使ってる化粧水」等の美容系の女子トークに話を広げる事もできました。

対して、同い年で仲の良かった先輩がいるのですが…
彼は完全に「おじさん」でした。
見た目から、明らかに老けていたのです。
しかし、他のスペックはなかなかのもの。

それでも、売上は毎月0～2000円ぐらいを推移していました。
控えめに言っても「売れている」とは言えません。

もちろんレギュラーで、誰よりもたくさん出勤していたにも関わらず、です。
「おじさん感」が邪魔をしていた典型的な例。

これは余談ですが…
彼はとてもよく働く人だったので、ホストでなく”一般人として”なら、すぐに結婚できるレベルの優良物件だったと思います。
「結婚できる」事と「ホストで売れる」事とは、全く別のお話ということ。

「年下」の先輩や上司とうまく付き合えるか？

「30代でホストを始めるのは遅い」という事を聞くと、想像がつくかと思いますが…
仮にあなたがホストクラブに入店できたとすると、職場の先輩や役職、下手したら社長までもがあなたより年下です。
あなたはこれから、人生経験の浅い年下にホストの何たるかを教えてもらい、指示をされ、言う事を聞いて働いていこうとしているのです。

ここで年下に教えを請うのを躊躇ってしまうようでは、30代でホストなんて続けていけません。

そんな余計なプライドを持っていると、教えを請う場面以外にも困る事がたくさん出てきます。
そうなると、もはや憧れた仕事でも苦痛にしか感じられないでしょう。

プライドは邪魔でしかない

言わずもがな、お客様も年下ばかりです。
話を合わせるのも難しいかもしれません。
それでも、”お客様を楽しませる”のがホストの仕事。

トークで楽しませる方法の一つとして「自分の失敗談を笑いにする」というのがあります。
ですが、プライドを持っている人は得てして、自分の失敗談なんて他人に言いたくない。
これまで多くの人生経験を積んできた30代なら余計に、失敗談よりも成功体験を話したい傾向にあります。

でも、そういう話はキャバクラでお金を支払う側になった時だけにして下さい。

話を聞かされる側になればわかると思いますが、他人の自慢話なんて不快でしかないですよね？
ホストがお客様を楽しませる行為とは、掛け離れているのです。

つまり、プライドを捨てられない人はお客様を楽しませる事ができない＝「売れない」という事になるでしょう。
プライドやこだわりは、どこかに置いてきてください。

そもそもホストクラブに入店できない

ホストクラブでは、面接時に履歴書を持参して、そのまま体験入店をさせてもらえる事が多いです。
ですが、大手グループ等ではそもそも年齢が「30歳以上」だと、体験入店どころか面接すらしてもらえない事もあります。

普通に考えれば当然の事。
ホストクラブはできるだけ「売れそうな人」に仕事をしてもらいたいわけで…
売れない可能性が高い30代男性を迎え入れるリスクは、抱えたくないのです。

大手グループを避けて個人店を狙う

これは後ほど下で詳しくお伝えしますが、世の中のホストクラブは大手グループだけでなく、個人のホストが始めた”個人店”も多いです。
売上を維持できずに潰れていく個人店が多く、その原因は主に「人手不足」です。

つまり、大手グループでなく個人経営の店を狙い撃ちすれば、30代でもホストになれる可能性が高まるという事。

こういった需要にうまく供給を合わせていけば、30代のホストクラブ入店も夢ではありません。
ちなみに、私が入店させてもらったホストクラブも個人経営の店でした。

どうしても「大手が良い！」という場合も、一旦は個人店で経験して実績を積み上げてからの方が、面接で有利になるでしょう。

30代でホストを始める方法

30代でホストになるには4つの障壁がある事をお伝えしました。
その中で「30代はそもそも採用が難しい」ことに触れました。

しかしながら、それでも人材不足で人手に困っている「個人経営」の店を狙っていけば、ホストになる事も夢ではありません。

ここからは、現実的に「ホストになって売れる」為に必要な事を考えてみましょう。
大きく分けて、あなたが踏むべきステップは以下の2つ。

30歳を超えていても入店できる店を探す

上述しましたが、大手グループでは「30代」というだけで入店できない可能性があります。
攻めるべきは「個人経営」のホストクラブでしょう。

私の場合は「ホスト　求人　30歳　大阪」等で検索して、上の方に出てきた求人の中から良さげな店に応募しました。
30代のホスト希望者をターゲットに求人を出している店も、無くはないです。（待遇は厳しめですが…）

また、ホストクラブが最も密集している地域、東京新宿の「歌舞伎町」であれば、あなたに合った良い店を紹介してくれる質の高い「スカウト会社」というのもあります。
大阪でもスカウトがいない事はないですが、個人のスカウトは仕事が雑なイメージなので私はあまり信用できません。

先輩に年齢は関係ない

仮にホストクラブへ入店できても、まだホストとしてはスタート地点にも立てていません。
未経験の仕事であれば、ホストに限らずどのような仕事でも「先輩に教えを請う」必要があります。
しっかり教育を受けて、お客様を掴む”準備”ができて始めてスタートラインに立てたと言えます。

この時、教えてもらう先輩はほぼ間違いなく年下。
ですが、どれだけ年下であっても、あなたより長いホスト経験のある「先輩」である事には違いありません。
教えてもらう姿勢で、尊敬の念を持って、自主的に聞いていく事を忘れずに。

売上が全て

先輩後輩の関係であっても「売上が高い方が正義」です。
もしあなたがどうしても「こんな先輩にいつまでもヘコヘコしているのはイヤ」と思う事があれば、その先輩の売上を追い越してしまえば良いだけの事。
このシンプルさ、良いですよね。

ホストの世界は弱肉強食。
売上を立てられる強いホストが正しい世界。

ホストとしての基礎が身についた後は、教育してくれた先輩もライバルになるのです。
先輩に売上で勝つ事ができれば、今度は先輩に対して「どうやったら売上をあげられるのか」をドヤ顔で教えてあげる事もできますね。

店内で一番の後輩が、先輩達や役職の売上を抜いてナンバーに入った時の気持ち良さはハンパないです。

おごらず、余裕を忘れずに

とは言え、あまり態度が悪いと皆に嫌われます。

ホストとして売上を上げていくには、店の従業員みんなで協力していく事がとても大切。
自分だけの力では、すぐに限界が来てしまいます。
「チームプレイ」の意識を持っておきましょう。

そして、ナンバーに入ったとしてもおごる事無く、謙虚な姿勢を忘れない。
皆と仲良くし、お客様だけでなく「働く側」も居心地の良い、楽しいホストクラブにしていけるよう率先して動きましょう。
それが、”大人”というものです。

30代がホストで活かせるスキル

30代でホストになる際の障壁を乗り越え、やっとの思いでホストクラブに入店。
先輩や役職とも仲良くでき、職場環境は良好。
想像しただけでサイコーですよね。

しかしながら、せっかくホストクラブに入店できても売れないと仕方ない。
売れる為には、他のホストが持っていない「30代のあなた」だけのものを活かすのが良いでしょう。

周りの従業員が皆若い中で、実は30代のあなただけが使える武器があります。
それは「歳を重ねた」という事。

大人、故の余裕

20代の頃は喜怒哀楽の表情が豊かで、感情の起伏が激しかった…
そんな人も、社会の荒波に揉まれた30代ともなると、角が取れて、あらゆる事象を客観視できるようになります。

物事を少し遠くから冷静に眺められる「余裕」は、30代ゆえに備わっているスキルではないでしょうか？

この能力が、男女間では非常に有効なのです。

余裕のあるオトコはモテる

そもそも、好みの男性のタイプとして「包容力」「寛大さ」を挙げる女性は多いです。
つまり、余裕のある男性は単純にモテます。

「モテる」とは「魅力を感じられる」ということ。
モテるホストは、新規のお客様からの指名数も当然のように多く取れ、売上チャンスに繋がります。

有頂天にならない

30代の大人の余裕を最大限の武器にする事で「モテて仕方ない」「指名がひっきりなし」という状況になれば、平常心を保てなくなる事もあるかもしれません。
モテて嬉しい気持ちは、とてもわかります。

ですが、ここで有頂天になってはいけません。
引き続き、”大人の余裕”を維持するよう心がけていきましょう。
高ぶる感情は内に秘め、冷静に。

余裕が無くなってしまうと、人は簡単に誤った判断をします。
小さな選択ミスによって、全てが台無しになってしまう事もあるのです。

専門知識や一般常識

夜の世界では「昼の常識が通用しない」とお伝えしました。
ただし、それは“従業員”を相手にした時のこと。

若い頃からホスト一本でやってきたような先輩や役職ホストは、昼間の社会について「知識」はあるかもしれません。
ですが、知っていても、彼らの生活に落とし込まれるほどの「経験」はしていない。
これが、夜の住人に「昼の常識が通用しない」理由です。

では、どのタイミングでなら武器として使えるのか？
それは「お客様」を相手にした時です。

昼職のお客様もいる

ホストのお客様には「キャバ嬢」「風俗嬢」等、ホストと同じく夜の仕事をしている女性が多いイメージですよね。

しかしながら、昼職（朝から夕方まで働いて夜寝る規則的なサイクル）のお客様も多くいます。
こういったお客様に対しては、あなたの「昼の仕事が長かった」という面から、大いに共感力を発揮して攻めていけます。
これは、ホスト一本で生きてきた先輩達にはできない「あなただけの武器」になる事でしょう。

一般常識が備わっている事が従業員相手には障壁となる反面、お客様を相手にすると武器としても使えるのです。
新規のテーブルについたら、いち早くこの辺を感じ取って活用して下さい。

ただし、お客様に対して職業を直接的に聞く事はタブーとされているのでご注意を。
あくまで”感じ取る”ことです。

30代からでもやる気があればできる

30歳を超えてからホストを始める際に、様々な障壁がある事は上述した通り。
ですが、やれない事はありません。
店の探し方も、店での立ち振る舞いもわかったのなら、後は「やる気」だけなのです。

やる気さえあれば、以下のようなことも実践可能でしょう。

この記事の内容を実践していけば、きっとあなたも数ヶ月で結果を出せるはずです。
「30代」というデメリットを逆に武器にして、ぜひあなたの夢を叶えて下さい。
陰ながら、応援しています。