- 「ホスト依存」って、何?
- ホストへの依存は、どうして起こる?
- ホスト依存は、脱け出せる?
「担当ホストの喜びが私の喜び」とか言ってる子がいたんだけど、ヤバいかなー?ヤバいよねー?
それ、ホストの術中にまんまとハマってんな!!依存してんじゃね?
端的に言えば、やめようと思っても”やめられない”なら「依存」です。
でも、依存すること自体が悪いわけではないんですよ。
ホストへの「依存」について知りたいあなた。
あなた自身のため?
それとも、あなたの”大切な誰か”のためでしょうか?
どちらにしても、この「ホスト依存」について詳しく知っておいて、損はありません。
「ホストに依存している」とは、どのような状態なのか?
どうして、ホスト依存になってしまうのか?
ホストに依存すると、何が問題なのか?
こういった知識は、これから「ホスト遊びしたい」という女性にとっては”備え”になります。
また、今すぐ「ホスト依存をやめたい」という女性にも、間接的に役立つことでしょう。
この記事では、脳科学オタクの元ホストが『ホスト依存とは何か?』を解説していきます。
難しい言葉は使わないようにし、できるだけわかりやすくまとめました。
どうぞ、ごゆっくりご覧ください。
ホスト依存とは、どんな状態?
ホスト依存とは、端的に言えば「ホストなしでは生きていけない」「ホストがいないと死ぬ」と思うぐらい、ホストを必要としている状態のことです。
ホストに依存する人にとって、ホストは“生活の一部”。
そうでない人にとっての「水」ぐらい、ホストという存在が生活に欠かせないものとなっています。
では仮に、ホストで満たされている状態が脅かされると、どうなるか?
強いストレスを感じ、何よりも優先してホストとの関係を維持しようとするでしょう。
これが「ホストに依存している」ということ。
やめようと思っても、そうカンタンにはやめられません。
正しい”脱ホスト術”を知らなければ、破綻するまでホスト通いが続いていきます。
当然、本人が「やめたい」と思っていない場合は、拷問でもされない限りやめられません。
では、どうしてこのような状態に陥ってしまうのでしょうか?
これには「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質が関わっています。
次は、ホスト依存者の”人体”で起きている現象を、カンタンに見てみましょう。
ホスト依存は、なぜ起こる?
女性がホストと楽しい時間を過ごすことで、幸せホルモンのひとつである「ドーパミン」という神経伝達物質が分泌されます。
Wikipedia「ドーパミン」
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドーパミン
この幸せホルモンは、楽しかったことを“もう一度体験したい”と思わせる機能を備えています。
これにより、
楽しかった→また体験したい→体験する→楽しかった→もう一度…
というようなサイクルが出現。
ホストクラブでの体験や、ホストと過ごす時間を「楽しい」と思った瞬間から、ホストのお客はこのサイクルに突入します。
また、何度もループして楽しい体験を重ねることで、脳のしくみ(ザイアンス効果など)により”好感度”がどんどん上昇。
さらに、また別の脳のしくみ(コンコルド効果など)が増強されて、”やめにくい”状態に。
Wikipedia「ザイアンス効果」
https://ja.wikipedia.org/wiki/単純接触効果
Wikipedia「コンコルド効果」
https://ja.wikipedia.org/wiki/コンコルド効果
こうしてホストのお客は、“半強制的”にループを何度も繰り返します。
そして、いつのまにかホストから離れられなくなっている…。
それだけならまだ良いです。
依存症状の一つである「否認」が発動すると、ホストに依存していることを自分自身で認めにくくなるのです。
こうなると、ホストとのつながりはガッチリ固定され、絶つことが困難に。
Wikipedia「否認」
https://ja.wikipedia.org/wiki/否認
もちろん、ホストクラブでお金を使ったすべてのお客がこうなる、というわけではありません。
ですが、ホストクラブには、心理的にお客を依存させるような様々なしくみがあります。
日常生活の中で何かしら問題を抱えていたり、考えナシに利用したりすると、高確率で依存サイクル行きに。
では、実際にホスト依存の状態になってしまうと、どういった問題が起きるのでしょうか?
以下をご覧ください。
ホスト依存によって引き起こされる「問題」とは?
私たちが依存してしまう対象は、様々。
お酒や薬物、ギャンブルやゲーム等も、よく問題視される依存対象です。
Wikipedia「依存症」
https://ja.wikipedia.org/wiki/依存症
そして、依存する対象が何か?によって、起こる問題も様々。
では、ホストへの依存の場合はどうなるか?
その末路は、とても“悲惨”。
ホストクラブの利用料金は、そもそも通常の接客業とは比べ物にならないほど高額です。
シャンパン1本80万円、シャンパンタワー500万円なんてざらにある。
その上、使われた金額はホストの売上となり、売上額でホストの順位が競われるシステム。
お客は、より多くのお金を要求されることに。
担当ホストを売上上位に持っていくために、ナイトワークを始めて“体”で稼ごうとしたり、消費者金融などから“借金”までしてお金をつくったりする女性は多くいます。
また、依存者は限られた時間の大半を、ホストに使うようになるでしょう。
自分磨きのための「学び」を得る機会が減るどころか、生活に最低限必要な「家事」すら怠るように。
将来の夢や目標を叶えるのに必要な”鍛錬”の時間もなくなり、明るかった未来は閉ざされてしまいます。
こうしてホストにお金と時間をつぎ込む生活をしていれば、まず肉体面での健康が害されます。
続いて、担当ホストへの小さな不満が積み重なることで、精神面の問題が発生。
これらは、あくまで「依存者自身」に起きる問題です。
ホスト依存によって困るのは、当人だけではありません。
他の依存症同様、周囲の「大切な人」を巻き込んでしまうことが大半。
そうならないよう、まだホスト依存になっていない人は、ホストクラブを利用するとしても”依存しない”ような工夫を。
そして、すでにホストに依存してしまっている人は、表面的な問題への対処と、根本的な問題の解決が必要でしょう。
ホスト依存は、治せる?
さて、ここまで『ホスト依存とは何か?』についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
まとめると、以下です。
- ホスト依存者の生活は、ホストが最優先
- ホストとの楽しい体験の「ループ」が”半強制”されて依存へ
- ホスト依存者の末路は”悲惨”
人は、様々な対象に依存してしまう生き物です。
とは言え、“依存すること”自体に、問題があるわけではありません。
重要なのは、その対象に依存することで「どのような”悪いこと”が起きるか?」ということ。
ホストに依存してしまうのは、現実に不満を抱える女性なら仕方ない事だと思います。
— きゅうび (@host9vi) 2020年2月22日
ホスト依存の何が悪いのかと言うと、そのせいで「ホスト主体」の生活になり、最終的に破綻してしまう事にあるでしょう。
ホストクラブでお金を使う事自体はただの「遊び」なので、旅行に行ったりするのと同じです。
ホストに依存してしまうと、主に「金銭」面での”膨大な消耗”が問題になるでしょう。
ですが、例えば定期的な高額出費が生活に差し支えない場合は、ホストに依存しても悪いことは起きないのです。
適切な利用者が“正しい使い方”をするなら、ホストクラブは唯一無二の素晴らしいサービス。
なので、決して「ホストクラブを利用するな」とは言いません。
ホスト依存に関することも含め、正しい知識を身につけて、ホストクラブやホストと向き合ってみてください。
なお、お酒やギャンブルなどの依存症を完全に治療することは、困難だそうです。
しかし、ホストへの依存の場合は、依存する対象が「人間」。
そのため、事情が少し違います。
ホスト依存の場合は「脱出できる」「抜け出せる」と、私は考えています。
もし、あなたが現時点でホスト依存に片足を突っ込んでいても、または”全身”がどっぷり浸かっていても、ご安心を。
まずは「”脱ホスト”すべきかどうか?」を、以下から診断してみてください。
「ホスト依存回避」に特化したホスト遊びについては、以下の記事を参考にどうぞ。
また、あなたが当人でなく「やめさせたい」立場の場合は、お気をつけください。
良かれと思っておこなうことが、効果がないどころか”逆効果”になることもあります。
詳細は、以下の記事をご覧ください。